会長の挨拶

     日頃より三重県公立小中学校事務研究会の活動にご理解とご協力をいただき、誠にありがとうございます。
先日行われました総会の書面表決により承認いただき、今年度会長を務めさせていただくことになりました、
名張市立南中学校の川口珠美です。どうぞよろしくお願い致します。

 新型コロナウイルス感染症の感染が学校でも広がっている状況の中、令和 2 年度・令和 3 年度に引き続き、総会が本年度も書面での開催となりました。
   世の中が感染の拡大防止のため、新しい生活・働き方になりました。教育現場でも ICT の進歩もあり、子どもたちの学習方法や仕事の方法等、急激な変化がありました。そのため、学校の在り方や私たち学校事務職員
の働き方も変わってきています。

 令和3年1月26日中教審答申『「令和の日本型学校教育」の構築を目指して』において、事務職員が校務運営に参画する機会を一層拡大し、主体的・積極的に財務・総務等に通じる専門職としての役割を果たすこと
が期待されると明記されています。ICT の発展と社会の変化の中「チーム学校」の一員としてマネジメント力を強化し、新たなニーズに対応できるよう環境を整え、より一層学校運営にかかわっていくことが重要だと思います。
 現在、コロナ禍の影響で研究活動は自粛による中止や延期となり、十分に研究・研修を行うことができない状況ではありますが、子どもたちの豊かな育ちを実現するため、学校事務職員が果たすべき役割や課題について研究を進め、その取組や成果を共有していくことがより大切であると考えます。
 しかし、「変わるって?」「何をしたらいいの?」「研究・研修って?」「一人じゃとてもパワーがいるよね。」「不安がいっぱい」という気持ちが・・・

 大丈夫です!三重県には三事研の仲間が沢山います!
三事研で先輩方が長年継承してきた研究・研修の機会や楽しさ、そして仲間との「つながり」を進めるため、ICT の活用といった新たな方法も取り入れながら、研修講座や研究大会の開催を検討していきたいと思っています。
 また HP や広報も活用し、より一層「仲間のつながり」を深めていきたいとも思っています。コロナ禍を乗り越えた先への三事研活動を繋いでいく一年となるように、微力ながら役員一同力を合わせ、アイデアを出しながら活動を進めていきたいと思っています。今後とも本研究会への会員皆様のご支援・ご協力をお願いいたします。

令和4年6月23日
三重県公立小中学校事務研究会
会長 川口 珠美