会長の挨拶

 日頃より三重県公立小中学校事務研究会の活動にご理解とご協力をいただき、誠にありがとうございます。

 先日行われました総会の書面表決により承認いただき、今年度会長を務めさせていただくことになりました、いなべ市立大安中学校の加藤千種です。どうぞよろしくお願いいたします。

 ここ数年、新型コロナウイルス感染症の影響で、三事研の活動も例年通り行えない状況が続きましたが、昨年度は感染状況を考慮し、新たな研修方法を取り入れながら、すべての研修講座・研究大会を開催することができました。

 7月の第2回研修講座では、令和元年10月の研究大会以来となる参集での開催となり、参加された方々からは、他支部の方と交流できたことや、同期との再会を喜ぶ声を聞くことができて、三事研の良さである「会員相互のつながり」を改めて実感することができました。  

 そのような中で昨年度の活動内容のアンケートからは、繁忙期の研修への参加や、学校から会場への移動時間を鑑み、遠隔研修を支持する声もありました。さらに学校の働き方改革やICTの活用が進む中、役員会では総会・研修講座・研究大会のあり方を検討し、すべてをコロナ禍以前の状況に戻すのではなく、新しい方法も取り入れながら今後につなげていきたいと考えました。

 そこで今年度は、第1回研修講座の日程を例年の5月中旬から6月中旬に変更し、総会については、状況に応じた方法で開催できるよう会則改正を行いました。今後も会員の皆様の声を聴きながら、持続可能な研修方法や研究会組織を検討していきたいと思っています。

 三事研は、令和5年度より第9期中期研修計画がスタートします。「教育活動活性化計画」の目的である「子どもの豊かな育ちを実現する学校事務」を研修主題とし、理想とする学校事務・目指すべき事務職員像である「事務をつかさどる学校事務職員」に近づくために研究し、実践するための具体的な手段を考え、研修を進めていきたいと考えています。さらに事務研のネットワークを活用し、三事研・東海・全国の仲間とつながり、刺激を受ける場を提供できるよう、微力ながら役員一同力を合わせ三事研の活動を進めていきたいと思います。                       

 会員の皆様には、今後とも本研究会へのご支援・ご協力をよろしくお願いいたします。 

令和5年6月22日
三重県公立小中学校事務研究会
会長 加藤 千種